17〜18世紀のイギリスの貴族達は、自分達の所有する馬や犬などの愛するペットを宝石彫刻家にオーダーで彫らせ、カフスなどのアクセサリーにして、狩りや乗馬、パーティーの時に着けて楽しんでいました。また、自分の大切な人の彫刻をメノウの石の層を利用して浮き彫りにして彫らせ、(カメオ彫刻)代々その家に受け継がれるアクセサリーとして楽しまれて来ました。今日でも、パリやロンドンのアンティーク市などで見かける事もあります。その中には彫刻とあわせて、髪の毛の部分に実際の方の本物の髪の毛を使用しているものもあります。 |
||||||||
しかし、残念ながらフランスやイギリスではもう手彫りでメノウや半貴石の層を利用して彫刻できる宝石彫刻職人がいません。現在その技術を受け継いでいる職人達がいるのは、ドイツは北西の山間部、フランスのアルザス地方に近い、イーダーオーバーシュタイン(写真左)と言う街です。この街から宝石彫刻の歴史が始まったと言っても過言ではありません。イタリアの貝カメオもこのイーダーオーバーシュタインの職人の技術が流れて、石より安価で彫刻しやすい貝でカメオ彫刻が始まったのです。イーダーオーバーシュタインの宝石彫刻の歴史は紀元前までさかのぼります。
|
||||||||
その昔メノウが取れたことから、研磨や彫刻が始まり、アフリカのメノウ硬貨がこの街から流れて行ったと言う資料がドイツ宝石博物館に残っております。FEETBACKでは、この街の宝石彫刻家でも、きちんとアンティークの技術を完全に手彫りで彫れる著名ドイツ人彫刻マイスターと提携して、お客様の様々なリクエストに対応いたします。
|
||||||||
写真にありますように、カメオには通常よく見られる表彫りのカメオと、インタリオと呼ばれる石の裏から彫っていく、裏彫りと大きく分けて2種類あります。前項でご説明したイギリスで貴族に古くから愛用されていた物は、この水晶インタリオに更に手で絵付けしたものです。ピンセットの様な筆を用いて、アクリル素材で毛一本から一つ一つに絵付けしていきます。一箇所絵付けしては乾くまで待ち、そしてまた毛一本を絵付けすると言う果てしなく細かい作業です。 |
||||||||
また、珍しいナチュラルメノウ(染色していないメノウで、アンティークカメオにて頻繁に見られる。現在は入手困難なメノウ)でのカメオ彫刻もございます。馬など立体的に彫れる動物は、トルマリンなどを使って正面やサイドから掘ることも可能です。全ての作品にお客様ご希望のオリジナル枠を付けられますので、ご希望の方にはご相談の上、デザイン画をお送りし、お客様の用途に合わせた本当の意味でのオンリー・ワンジュエリーとしてお手元にお届けいたします。
|
||||||||
ドイツはイーダーオーバーシュタインの巨匠が彫った完全手彫りの人魚モチーフのブルームーンストーン・カメオと、 |
||||||||
|
||||||||
|
||||||||
|
||||||||
写真以外にも多数商品を取り揃えておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。お写真共に詳細をお客様にお送りいたします。
|
||||||||
|contact us| |